お金持ちの考え方や習慣にしていることは、一般人とどこが違うのでしょうか。
成功者の考え方や習慣などを習得したら、お金持ちに近づけるかもしれませんので参考にしてみてはいかがでしょうか。
お金持ちの考え方
逆算思考を使う
逆算思考とは、ゴールや目的を明確にしてから、進めるべきことを逆算して決めていく方法です。
「卵が先かニワトリが先か」という話を聞いたことがあると思います。この話はどちらが先かは明確に分かってはいないのですが、考え方としては、どこがゴールなのかを最初に考えて、結果から過程を考えていくことが逆算思考です。
お金持ちになるには、常に先読みをした行動が重要になります。そのため逆算思考が重要になってくるのです。
将来、ある職種で働きたい場合、ゴールはその職種に就くことですが、そこから逆算するとどんな資格が必要で、どういった経験をしておくことがゴールへの近道になるのかを考えていきます。
ゴールまでの過程を決めるときに、ひとつひとつの目標を詳細にしておくことが成功の秘訣です。資格を取得するという途中の目標を立てたとしたら、1日に何時間、どの範囲を勉強するなど小さく細分化して取り組みやすくしましょう。
小さなゴールを作ることで達成感を得られ、ゴールまでが長期間になっても道を間違えずに進んでいけます。
ドミノ効果を使う
おもちゃのドミノを想像してみてください。等間隔に並べた板はひとつ倒れれば、続けて二つ三つと倒れていきます。連続して結果を生み出すことがドミノ効果という考え方です。
お金の扱いも同様に、ひとつの動きからひとつの結果を生むのではなく、二つ三つ以上の効果を得られれば、人より数倍の利益を生み出せます。
最近取り入れられる方法のひとつとして、「自動化」がおすすめです。証券取引やFX、WEB関連でも自動化は使えます。
どれから始めるかというのは気にせずチャレンジしてみることが大切です。ドミノはたくさん立てておけば、どこから倒しても連鎖は始まります。できるだけ距離が遠くならない関連したところに立てていけば、ドミノ効果を感じられるでしょう。
複利効果を使う
複利効果は、足し算ではなく二乗するイメージです。雪だるま方式とも呼ばれる複利効果は、連鎖をする意味ではドミノ効果に似ていますが、もっと影響力が広く拡大していきます。
ねずみ講商法もいわゆる複利効果を使っていて、一人から二人へ、二人から四人へとどんどん拡大していきますよね。当の一人目と言えば、二人目以降が自動的に稼いできてくれるので仕事をせずに不労所得を得られるのです。
株式投資の利回で複利効果の考え方を使うと、軌道に乗ればかなりの大金を運用できるようになります。楽して稼ぐとは少し異なりますので注意は必要ですが、ひとつの物事から複数影響を与えられる方法を使うことがお金持ちになる近道と言えるでしょう。
お金持ちの習慣
経験にお金を使う
お金持ちの人は自由な時間を使っていると感じませんか?美術館へいったり、他国の文化に触れたり、自然を楽しんだり、たくさんの時間を使っていろんな経験をしています。
自分の知らない世界を経験することで感受性が高まり、価値観や自身の立ち振る舞いまで変わってくることもあるそうです。自分にはまだ早いとか、合わないかもしれないという考えは一旦捨てて、積極的に触れてみることが大切。資格や勉強も大事ですが、それ以上に経験を増やすほうが、お金持ちになる近道だと言われています。
最初は不慣れな経験でも、継続して慣れていくことでお金持ちの感覚や行動が身に付いてくるかもしれません。急にすべてを変えることはできませんが、意識的にいろんな体験をするように行動を変えてみてはいかがでしょうか。
生きたお金を使う
生きたお金と死んだお金があるのはご存知ですか?自分の使い方次第で、お金の生死を決めます。
生きたお金とは、価値のある・価値を生み出す使い方のこと。この支払いで何を得られのるかを考えてみましょう。ただ何も得られずに支払うのであれば、それは死んだお金です。
ギャンブルやたばこなどは、ストレス発散のために価値があるのだと使っているであれば生きたお金かもしれませんが、一般的に死んだお金の使い方です。仕事の文句を言いたくて深酒をしたり、ネガティブな会話ばかりになってしまったりするお金の使い方は避けるようにしましょう。
人によって生きたお金の使い方や考え方が異なるので、一概にこれが絶対正解な使い方という紹介はできませんが、使ったお金がどんな未来を見せてくれるかということを意識すると良いでしょう。
成長のために使うお金や、健康のために使うお金は生きたお金と言えます。無駄な買いものや不要な支払いを減らして、生きたお金の使い方を心がけましょう。
健康投資をする
お金持ちはどんな人か想像してみたとき、太った人を想像しますか?イメージする成功者は、健康的でスマートな体型を想像する人が多いと思います。
実際に成功したお金持ちは、健康を意識していつもハツラツとしていますよね。それは不健康になると収入が下がってしまうことを知っているからです。
不健康な人は生産性が悪く、低収入なのであれば、健康になるための投資をすると、生産性が高まり収入がアップするという循環になります。
健康格差が経済格差を生むと言われているように、健康であることがお金持ちになる第一歩と言ってもいいかもしれません。
お金持ちの法則
メリハリをつける
ほとんどのお金持ちが、お金の使い方にメリハリをつけています。数千万円する絵画を衝動買いしたと思ったら、次のタイミングにはファストフード店のハンバーガーを食べていたり、数百円でも死に金になりそうな出費だと渋ったり、お金の使い方が極端という言い方をしてもいいかもしれません。本当に価値のあるものには1円でも数千万円でも投資しますが、本当に不要だと思ったものに100円はおろか、1円も出さないのがお金持ちの法則です。
1円も無駄な使い方をしたくないと思っている人が多いので、お金持ちなのにケチと思われることも多いかもしれません。ただ、このメリハリがお金を上手く運用するための法則だと知っているので気にもしていないでしょう。
普段の生活費からメリハリをつけて使うようにしたら、より生きたお金を使えるようになって、価値をもたらしてくれるかもしれません。
時間の使い方を変える
仕事の予定を入れる前に、休暇予定を先に組むのが成功者のスケジューリング方法です。
プライベートを充実させることで、ゆとりが持てたり仕事の生産性を上げたりする効果があります。ゆとりがあると、ついでにできることはないかと探す余裕が生まれ、ドミノ効果や複利効果を誘発させることも。
ちょっとしたキッカケが、普通の人より2~3倍の利益を生むこともあるので、心のゆとりを保つためにも時間の使い方を意識しましょう。
また、移動で時間がかかったり、待ち時間が生まれたりしてしまうようなタイミングでは時間をお金で買います。
飛行機のフライト時間が数十分でも異なるのであれば早く着くほうを選んだり、数千円の万年筆では液垂れして手間が増えるのであれば、数十万円の万年筆を選んで、時間を有効活用したりしています。
お金持ちの考え方や習慣は身に付けられる
成功者の考え方や習慣は、すぐに身に付けられるものではありません。新しい世界を経験して価値観を増やしたり、感受性を高めたりしていく中で、身に付いていくこともあります。
また、たくさんのお金持ちと触れ合えば、お金の使い方や時間の使い方を間近で感じられて、得られるものがたくさんあるかもしれません。
普段からお金の使い方を意識したり、経験の得られるほうへ進むようにしたり、お金持ちの習慣に慣れてきたころにはお金持ちになっているかもしれませんよ。