長期投資の基本情報
長期投資とは、株式や投資信託のような金融商品を、短い期間ではなく長期に渡って保有して運用する方法を意味しています。
短期投資の場合、四六時中パソコンの前に座って株価の値動きをチェックするイメージがありますよね。
ですが長期投資の場合は長期スパンで見ていくという投資方法のため、短期で値が下がったとしてもリスクを限定し、少しずつでも利益を上げていくことを目指した手法になります。
長期投資とは、投資したお金に長きに渡り働いてもらうというスタンスであり、得た利益をさらに運用に回しさらに増やす、つまり福利を得ることができるようになります。
このように長期投資で資産運用を行えば、老後の貯えにもなりますので、将来的な年金に不安が広がる中、年金対策としても有効ですね。
長期投資の種類
長期投資として人気がある代表的な運用方法には、株式投資、投資信託、債権、ETFなどがあります。
上場投資信託と呼ばれるETFとは、証券取引所を通して行う投資信託のことです。
さらに不動産投資、REITなども人気が高い長期投資の方法です。
長期投資のメリット・デメリット
長期投資をするメリットは、投資で得た利益をさらに投資して得る福利の効果で、元本を増やしながらどんどん利益を増やすことができることにあります。
また、短期投資の場合は短期間の間に何度も頻繁に売買を行いますので、その都度売買手数料がかかります。
対して長期投資の場合、金融商品を購入したらその後は長い期間育てることになりますので手数料が少なく済み、短期投資に比べて運用コストも少なく運用できるというメリットがあります。
上手く長期投資を続けることができれば、配当金や家賃の収入などの不労所得を得ることができますし、株の銘柄によっては株主優待を受けることができます。
長期投資のデメリットは、やはり「長期」の運用となるためすぐには大きな利益が生まれないことです。
リスクを避けるため、少ない額を分散して投資しますので、大きく成長させるにはコツコツと時間をかける必要があるためです。
また初心者にとっては長期予想を考えるのは困難となりますので、運用に慣れるまではプロに任せた方がいいこともあります。
そうなると手数料などもかかってきますが、投資を学ぶための授業料と捉えると良いかと思います。
長期投資のポイント
おすすめはNISAや積立NISAの利用で効率的に資産運用を行うことです。
そして知識のない金融商品はできるだけ手を出さないことも大切なポイントになります。
新しい長期投資を始める場合は、必ずどのような投資リスクを伴うのかをきちんと把握してから行ってください。
また、長期投資は長く時間をかけるものですので、毎日値動きをチェックして一喜一憂しいていては身が持ちません。
何十年後を想定し、ドンと構えて運用をしていきましょう。