投資信託のメリット・デメリットについて

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投資信託とは、投資家から集めたお金を資金にしてファンドマネージャーが投資・運用する商品です。
証券会社や銀行などの金融機関で購入できる金融商品の一種で、さまざまな資産に投資し、収益を目的に運用されます。
今回は投資信託のメリット・デメリット、商品の選び方について解説していきます。

投資信託のメリット

投資信託のメリットは3つあります。

月々100円からの少額で始められる

投資にはまとまった金額が必要と思われがちですが、ネット証券では月々100円からの投資が可能です。自分の家計状況にあわせて投資ができるので無理なく続けられます。
毎月1万円投資をして、ボーナス時に3万円に増額する設定もできます。

ファンドマネージャーによる運用

投資信託は投資のプロであるファンドマネージャーが運用します。投資は金融商品や買い時、買う量など自分で判断しなくてはいけませんが、それらの判断をプロに任せられるのです。

分散投資

分散投資とは投資先を分散させてリスクを低減させる方法です。分散の対象は日本国内の株式や債券、不動産だけではなく海外の株式や債券を組み合わせます。
さらに購入する時期を分散させて、特定の資産が値下がりしてしまっても、他の資産でカバーする効果が期待できる方法です。

投資信託のデメリット

いいことずくめの投資信託ですが、デメリットもあります。それは、元本割れの可能性と手数料です。元本割れとは投資した金額よりも投資信託の評価が下がってしまい、換金時に損失がでてしまうことです。元本割れはリスクですが、投資で収益を出すためには切り離せません。
手数料にはいくつかあり、購入時に発生する購入手数料(0~3%)、保有している間にかかる信託報酬(0.1~3%)、換金時にかかる信託財産保留額(0~3.5%)といったものがあります。
投資信託は長期で投資していくもの。とくに信託報酬は大きく影響を受けるものなので、必ずチェックしましょう。

投資信託の選び方

投資信託を選ぶ時は信託報酬をチェックしておきましょう。持っている期間が長くなるほど負担が大きくなるからです。月に1万円ずつを20年積立て運用すると信託報酬が0.11%だと326万円、1.65%だと276万円になります。50万円と大きな差になることがわかるでしょう。
次に純資産総額をチェックします。純資産総額とは投資信託が持っている資産の額です。ここで、資産の大きさと増減の傾向を見ていきましょう。手数料が同じなら資産の大きい投資信託を選びましょう。
増減の傾向は、運用が好調か不調を見るバロメーターになります。純資産が増加傾向にあるなら、好調で人気のある投資信託です。一方、不調の投資信託は売りが多く純資産が増えません。そうなると運用を停止することもあり得ます。

投資信託は投資初心者にうってつけの商品です。投資信託なら世界中の株式や債券が購入でき、成果に応じて分配金も受け取れます。
少額からの投資も可能なので始めてみてはいかがでしょうか。