年金の支給日や支給付きについて!

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年金とは

保険料の納付した期間と免除期間を合わせた期間が10年以上である場合、受給資格を得ることができる制度を老齢年金と言います。
原則として65歳になれば受給することができるのですが、資格を得たときから自動的に受け取れるわけではありません。
年金を受け取るためには自分で年金請求の手続きを行い、年金事務所あるいは年金相談センターに必要書類を提出する必要があります。

支給開始年齢を迎える3ヶ月前に届く「年金請求書」に記入して準備しておきましょう。
また、受給資格発生日以降に交付された戸籍謄本か戸籍抄本、または戸籍の記載事項証明、他にも住民票、住民票の記載事項証明書の中の1つ、受け取り先の金融機関の通帳かキャッシュカード、印鑑も必要となります。
他にも必要な書類がある可能性があるため、事前確認をしておくことをお勧めします。

年金の受給額について

20歳から60歳まで40年間全期間保険料を収めた場合、老齢基礎年金を満額で受け取ることができます。
2018年度の場合、年間約78万円となり、月計算ではおおよそ6万5,000円ということになります。
これは保険料を収めた期間によって変動しますので、受け取れる金額について調べるには日本年金機構のサイトで試算できます。
>>年金見込額試算

支給日や支給月について

年金支給は65歳の誕生日を迎えた月の翌月から開始となりますので、年金請求を忘れずに行いましょう。
年金の支給日は偶数月の15日と定められていますが、休みの日だった場合は直前日となります。
年金は年6回、2・4・6・8・10月の偶数月に支給されますが、例えば4月の場合、2月と3月の前2ヶ月分が支払われることになります。

年金の注意点

年金の支給は金額も日程も一定ですので、会社のようなボーナス制度はありません。
家のローンなどでボーナスに頼っていた場合、お金の支払い方法について考え直す必要がある可能性があります。
また2ヶ月分がまとめて振り込まれますので、毎月の家計のやりくりを考えて使わないと、次の年金支給日までに使い切ってしまう恐れがありますので注意が必要です。

年金の受給だけでは生活が不安という方は、退職金の運用についても考えておくようにしましょう。
なんとなく退職金を切り崩して使ってしまうと、いつのまにか残金がないという事態に陥ってしまうかもしれません。
あるいはローンをすべて返済してしまう、しっかり取っておいて記念日に使うなど、退職金はまとまったお金としてきちんと使い方を計画しておくことをお勧めします。